【スペインのクリスマスは1月?!】レジェスマゴスのパレードに参加してみた
みなさんは、スペインのクリスマスがいつ終わるかご存知でしょうか?
日本だったら24日と25日にクリスマスを祝い、26日からはもうお正月モードに入りますよね。
でもスペインは違います。
なんと1月6日あたりまで続くんです。
さらに、スペインのクリスマス期間で一番大事な日は12月25日ではありません。
スペイン人にとって一番大事なのは、1月6日にある「レジェスマゴス」(Dia de los Reyes Magos) という日なんです。
今回は、そんなちょっと変わったスペイン版クリスマス「レジェスマゴス」について、そして、そのお祝いのパレードに参加してきたので、その様子をお伝えしたいと思います(*^^*)
・レジェスマゴスの前日パレード(実際参加してきた様子)
・レジェスマゴスの日は何をするのか
・飴を投げるお祭りの正体
・レジェスマゴスの日に食べるケーキ
ちなみに最近youtubeも始めて、レジェスマゴス前日パレードの様子をupしましたのでそちらもよかったらぜひみてくださいね~(*’ω’*)↓↓
目次
レジェスマゴスってなに?
レジェスマゴスは日本語だと「三賢者の日」と呼ばれています
(きいたことないですよね笑)
12月25日にキリストが生まれ、三賢者(上の画像)たちが、1人ずつプレゼントをもってキリストの家を訪れたことが始まりだといわれています。
なのでレジェスマゴスの日に、子供たちは親から3つ!プレゼントをもらうことができます。
クリスマスと似ていますが、スペインでは本来クリスマスではなく、レジェスマゴスの日を盛大にお祝いするので、25日に子供にプレゼントを渡す文化は、比較的最近入ってきたものだそうです。
実際スペインでは多くの家庭で、クリスマスではなくレジェスマゴスの日(1月6日)に子供たちにクリスマスプレゼントを渡します。
(25日と6日、両方でプレゼントを渡す家庭もいるらしですが、大人にとっては出費がかさみますね笑)
レジェスマゴスの前日パレード
レジェスマゴスの前日の1月5日には、スペイン各地で大きなパレードを行います。
パレードは「カバルガータ」(la Cabalgata de Reyes Magos)とよばれ、スペイン人のクリスマスの楽しみの1つだそうです。
2021年はコロナの影響で中止だったそうですが、2022年の今年は開催されました(*’ω’*)!
パレードが始まる直前は、通りに人がたくさん集まります。
19時ごろスタートといわれていましたが、さすがスペイン、始まった?のは19:15ごろでした(笑)
最初はバイクの集団がひたすらクラクションを鳴らして通っていきます(笑)
始めのほうは、警察らしき人たちがバイクを走らせていましたが、最後のほうはカップルだったり、親子だったり、通りがかりのような人もいました(笑)
バイクが通ったあとは、15分ほど空白の時間があり(笑)、いよいよお祭り本番が始まりました。
三賢者や子供たちが乗った、色々なテーマで装飾された、きらびやかな山車がたくさんやってきます。
いかにも偽物っぽい、オラフやミニオンなど「著作権とか大丈夫なの?!」って思うようなものもたくさんありました(笑)
そしてどんどん近づいてきたそのとき!
周りの人たちが叫び始めました!
よくよくきいてみると「Caramelo(カラメロ)!」と大声で山車に乗っている人たちに叫んでいます。
なにが起こっているのか分からなかったのですが、数秒後すべてを理解しました。
山車に乗っている人たちが飴のようなお菓子を、観客のほうに向かって投げ始めたからです。
つまりは、こういうことでした。
カバルガータでは、山車に乗っている人たちが、飴を観客のほうに向かって投げます。
それを知っている地元の人や子供たちが、自分のほうに飴を投げてもらえるように大声を出してアピールしていたんです。
「Caramelo」とはスペイン語で飴のことです。
「Quiero caramelos!(飴が欲しい!)」と叫んでいる人達もいました。
飴を投げてもらったあとは、上の画像のように、たくさんの人が這いつくばって、落ちている飴を探します(笑)
ビニール袋やかばんの口を大きく広げてスタンバイしている人たちもいて、みんなの本気度が面白かったです(*^^*)笑
私も無事ゲットできたのですが、けっこうな勢いで投げてくるので、顔にあたったりするとだいぶ痛かったです(笑)
しかも、飴だけでなく、たまに大きな硬めのお菓子も投げられるので、それにあたったりしたら大惨事です(私は痣ができてました笑)
お子さんがいるときは十分気をつけてくださいね!!
ちなみにパレードでは、山車だけでなく、着ぐるみをきた人たちがダンスをしたりするシーンなどもあります。
レジェスマゴスの日専用のケーキ?!
ちなみにレジェスマゴスの日はみんなでケーキを食べます。
ロスカ デ レジェス(Rosca de reyes)というケーキです。
ケーキというよりパンのような、ぱさっとした食感です。
そしてこれ、実は、ケーキの中に王様の人形が入っているんです!
これは、ロスカ デ レジェスのおもしろい慣習です。
切り分けられた自分のケーキの中に、その人形が入っていた人は、その1年は幸せに過ごせるといわれています。
一方で、ケーキの中にソラマメも入っており、それに当たった人は、ケーキ代金を払わなければいけないんです!(笑)
実際にそうするかは状況や家庭ごとに違うようですが、なんだかおもしろいですよね!
まとめ
日本にはない文化、レジェスマゴスの日、なかなか面白いことがいっぱいありました。
みなさんも、もしクリスマスシーズンに訪れる機会があったら、ぜひパレードに参加したり、ケーキを食べてみてくださいね!笑
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